Google広告の管理画面には多くの指標がありますが、月次レポートですべてを報告する必要はありません。広告費と成果を最初に示し、その変化をキャンペーンや検索語句などで説明すると伝わりやすくなります。
この記事では、Google広告レポートの基本構成、必要な指標、確認順を解説します。
Google広告レポートの目的を決める
レポートの目的は、管理画面の数字を保存することではなく、広告費に対して成果が出ているかを判断し、次の調整につなげることです。
作成前に確認すること
・主要なコンバージョンは何か
・目標CPAまたは目標ROASはいくらか
・前月、前年同月、目標値のどれと比較するか
・報告後に決めたいことは何か
最初に載せる基本指標
- ● 費用:期間中に使用した広告費
- ● 表示回数:広告が表示された回数
- ● クリック数:広告がクリックされた回数
- ● CTR:表示に対するクリックの割合
- ● CPC:1クリックあたりの平均費用
- ● コンバージョン:設定した成果の件数
- ● CVR:クリックなどに対する成果の割合
- ● CPA:1件の成果を得るために使った費用
売上金額を計測している場合は、コンバージョン値やROASも追加します。問い合わせ獲得が目的なら、件数とCPAを中心にします。
コンバージョンの評価方法を整理する際は、アトリビューションとラストクリックの違いを確認しておくと、成果の読み違いを減らせます。
成果の原因を確認する分析項目
キャンペーン別
費用と成果の配分を確認します。全体が好調でも、一部キャンペーンだけCPAが悪化していることがあります。
検索語句
ユーザーが実際に検索した語句を確認します。成果につながった語句と、費用を使っている不要な語句を分けます。
日別・曜日別・時間帯別
特定の日や時間帯に偏りがないかを確認します。短期間のデータだけで配信を絞りすぎないよう注意してください。
デバイス・年齢・性別
成果が偏る条件を把握します。ただし、データ量が少ない区分は割合が大きく変動しやすいため、件数もあわせて見ます。
レポートを読む順番
- 広告費、コンバージョン、CPAで全体結果を確認する
- 表示回数、クリック、CTR、CPCで集客の変化を見る
- キャンペーン別に増減要因を確認する
- 検索語句や属性、時間帯で改善候補を探す
- 次月の予算・入札・広告・LPの対応を決める
月次コメントの書き方
(例)費用が増え、CPAが改善した場合
広告費は前月比で10%増加しましたが、コンバージョンが25%増えたためCPAは12%改善しました。指名以外の検索キャンペーンで成果が増えています。次月は成果が安定している検索語句への配分を確認します。
広告管理画面の変化だけで原因を断定せず、サイト改修、季節性、営業日、計測設定の変更も確認します。
提出資料全体のまとめ方は、クライアント向けWebレポートの構成・コメントの書き方で紹介しています。
作成と提出を効率化する
毎月CSVをダウンロードし、スプレッドシートやPowerPointへ貼り付ける方法は自由度が高い一方、転記ミスや更新漏れが起きやすくなります。
InsightBaseのレポート作成機能では、Google広告のサマリー、キャンペーン、検索語句、日別、曜日別、時間帯別、デバイス、年齢・性別などをレポートで確認できます。PDF、PowerPoint、閲覧専用URLでの報告にもつなげられます。
サイト訪問後の成果もあわせて報告する場合は、Google広告・Meta広告とGA4の成果をまとめる方法をご確認ください。
まとめ:費用と成果から詳細へ進む
Google広告レポートは、費用、コンバージョン、CPAを最初に示し、その変化をキャンペーンや検索語句で説明します。詳細を増やすことより、次の調整につながる情報を選ぶことが大切です。
