Looker Studioは「ゼロから作る」ほど難しくなる
Looker
Studioは無料で始められる反面、いざレポートを作ろうとすると手が止まりがちです。
理由はシンプルで、Looker
Studioは「見せる道具」であって、「何を見るべきか」「どう見せるべきか」を自動で決めてはくれないからです。
たとえば、レポートをゼロから作る場合、次のような検討が同時に必要になります。
- ● KPIは何にする?(CV、CPA、ROAS、LTV…どれを優先?)
- ● どの粒度で見る?(日別・週別・月別、媒体別、キャンペーン別…)
- ● 表現はどうする?(前月比、前年差、目標との差、アラート…)
- ● どの順番で見せる?(全体→要因→施策→次アクション)
これらを一つずつ学びながら組み上げるのは、初心者ほど時間がかかります。 そして時間がかかるほど、レポートは「完成させること」が目的になり、肝心の「改善」が後回しになります。
テンプレートは「完成品」ではなく、最高の教材
そこでおすすめなのが、テンプレートから始める方法です。
テンプレートの価値は、単に早く作れるだけではありません。 テンプレートは、次のような点で学習コストを一気に下げます。
1) 「正解の型」を最初から持てる
レポートは「何を」「どの順番で」「どう見せるか」が8割です。 テンプレにはこの「型」が入っています。 型を持っていると、ゼロから悩むのではなく、 「このページは何のためにある?」「この指標は何の意思決定につながる?」 と、答えのある状態で学べるようになります。
2) 「ここはどうやってるの?」が学びになる
Looker
Studioは、多様なデータ分析ができる反面、その設定方法が非常にわかりにくいです。
テンプレートを使用すれば、「このデータはどうやっているの?」「この見せ方はどう設定しているの?」という疑問がわき、その設定方法などを理解していくことができます。
これは、白紙のノートより赤ペン入りの模範解答の方が勉強になるのと同じです。
3) 「改善」から入れるので、挫折しにくい
ゼロから作ると、まず「できない」が続き、レポートを完成させるまでに相当な工数がかかり、途中で挫折してしまうケースも見受けられます。
ですが、
テンプレートから始めると、最初に「できた」が手に入ります。そして、少しずつ自社独自のレポート内容にカスタマイズをしていくことで、理想的なレポートに近づくことが可能になります。
- まず動く
- 次に少し変える
- だんだん自社の形に寄せる
この順番は、学習において最も強いです。
ゼロから始めるより、テンプレから自分好みに育てる方が速い
テンプレートは「完成品の押し付け」ではありません。 むしろ、自分好みに育てていくための土台です。
最初は、次の3ステップで十分です。
- 目的を1つに絞る(例:広告のCPA改善、問い合わせ増など)
- 不要なページ・指標を削る(情報を増やすより削る方が効く)
- 自分の現場に合わせて軸を足す(例:LP別、商品別、地域別など)
テンプレを起点にすると、作業は「作る」から「整える」に変わり、時間の使い方が一段ラクになります。
良いテンプレートの選び方(失敗しない基準)
テンプレ選びで失敗しないために、最低限ここだけ見てください。
- ● KPI設計の意図が読み取れるか(ただグラフが並んでいないか)
- ● ページ構成が「判断」の流れになっているか
- ● ページ数が多すぎないか(ページ数が多すぎるのは読み手が困ります)
レポート作成というと、ページ数が何十ページもあった方が「それっぽい」と感じがちですが、それは逆に読み手側が「どこを見れば良いの?」と混乱してしまいます。
読み手側がそのレポートを見た時に「わかりやすい」と感じ、且つ、レポート作成者がきちんと説明できる内容になっていることが重要です。
テンプレは「最短で学び、最短で成果に近づく」方法
Looker
Studioは強力なツールですが、ゼロから作ろうとすると学習コストがかかり、つまずきやすいのも事実です。
テンプレートから始めれば、「型」を手に入れた状態で学べるため、短期間で自分好みに育てられます。
もし、Looker Studioをこれから本格的に活用したいなら、まずはテンプレを土台にして、「改善に時間を使える状態」を作るのが近道です。