Looker Studioとは?できること・できないことと初心者がつまずくポイントを解説

Looker Studioとは?できること・できないことと初心者がつまずくポイントを解説

Looker Studioとは?

Looker Studio(ルッカースタジオ)は、Googleが提供する無料のレポート/ダッシュボード作成ツールです。GA4やGoogle広告、Search Console、スプレッドシートなどのデータをつなぎ、グラフや表で見える化できます。

Looker Studioの大きな特長

Looker Studioには以下の特長があります。

  1. データを自動で更新できる(毎月の報告資料作りを省力化)
  2. 複数のデータを1つのレポートに統合できる(GA4、Google広告、スプレッドシートなど)
  3. 共有が簡単(URL共有・閲覧権限の付与ができる)

分析担当が手作業で作っていた月次レポートを、Looker Studioで半自動化できるのが魅力です。

ただし、実際に使い始めると「指標が英語のままで分かりにくい」「レポートの体裁を整えるのが手間」といった運用上のつまずきも出てきます。本記事では、できることだけでなく、初心者がつまずきやすいポイントまで整理します。

Looker Studioでできること

Looker Studioでよく使われる用途は、次のようなものです。

GA4やGoogle広告のレポートを自動更新で作れる

GA4のユーザー数、コンバージョン、流入チャネルなどをダッシュボード形式でまとめられます。Google広告も同様に、費用・クリック・CV・CPAなどを可視化できます。

チームやクライアントに共有できる

Googleドライブの共有と同じ感覚で、閲覧者・編集者などの権限を付与できます。毎回PDFを送らなくても、いつでも見られる最新レポートを渡せます。

目的別に見るべき指標を固定化できる

毎月どれを見るかがブレると、レポートは報告のための資料になりがちです。Looker Studioは、KPIを固定して意思決定に必要な指標だけに絞り込みやすいのが強みです。

Looker Studioで「できないこと/苦手なこと」

便利な一方で、Looker Studioは万能ではありません。Looker Studioを使用してつまづきやすいポイントを解説します。

「正しいKPI設計」は自動ではしてくれない

Looker Studioは“見せる箱”なので、 何を見るべきか(KPI)を設計する力が必要です。 KPIが曖昧なまま作ると、グラフが増えるだけで意思決定できないレポートになります。

データの癖(GA4/広告)を理解していないと数字がズレる

例えば、GA4と広告の数字が合わないのはよくある話です。原因は、計測仕様・アトリビューション・集計単位の違いなど複数あります。

数字が合わない、どれが正しいのかわからない、レポートが信用されないという流れが起きると、運用が止まりやすくなります。

「ちょっとした要望」が急に難しくなる

実務でよく出る要望ほど、初心者には壁になりがちです。

  • ● 前月比、前年差を出したい
  • ● 商品別、LP別でCVを比較したい
  • ● 目標(KPI)と実績を同じ画面で見たい
  • ● フィルタで期間や媒体を切り替えたい
  • ● 役員向けに1ページに要点だけまとめたい

これらは作れますが、フィールド設計・計算・可視化の設計が必要になり、慣れていないと想像以上に時間がかかります。

Looker Studioが初心者にとって難しい理由(つまずきポイント)

「Looker Studioは無料で簡単」と言われますが、初心者が挫折しやすいのには理由があります。
実際に使ってみると、ツールの"クセ”に時間を取られがちになってしまいます。

ポイント1

ディメンションと指標の理解が必要

どの表にどの項目を置くかで結果が変わります。 GA4を例にすると「ユーザー」「セッション」「イベント」「コンバージョン」は似ているようで違います。

ポイント2

ディメンションと指標の理解が必要

GA4やGoogle広告の指標は、Looker Studio上で英語表記のまま出てくることがあります。 その結果、

  • ● 「これ何だっけ?」と毎回調べる
  • ● クライアントや社内向けに、日本語へ置き換える作業が発生する
  • ● 日本語に変換しずらい項目もある(地名やチャネル名など)

といった“地味なストレス”が積み重なります。 特に、運用レポートは毎月作るものなので、小さな手間が毎月の工数に直結します。

ポイント3

ページ番号が自動付与されず、資料として整えるのに手間がかかる

Looker Studioはダッシュボード用途としては強い一方、報告資料として見ると

  • ● ページ番号が自動で振られない
  • ● ページ追加・並び替え時に、手動で整える必要がある
  • ● PDF出力や提出用に“体裁”を整える作業が発生しやすい

という課題があります。 「毎月の定例資料として提出する」運用だと、ここも意外と効いてきます。

ポイント4

見た目より「設計」が本体

見栄えは整えられても、構成(どの順番で、何を、どう見せるか)が弱いと使われないレポートになります。 実務ではここが一番重要で、同時に一番難しい部分です。

「作るのが大変」なら、テンプレートという選択肢

Looker Studioは無料で始められ、半自動化でレポートを作成することができますが、クライアント提出向けに完成度の高いレポートに仕上げるには、

    1. KPI設計
    2. 構成設計(ページの型)
    3. 計算フィールド
    4. 見やすいデザイン
    5. 指標名の日本語化など、細かな体裁調整

といった見えない作業が必要です。

もし「最短で、意思決定できるレポートを使いたい」なら、最初から型が完成しているテンプレートを使う方が早いケースも多いです。

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InsightBase編集部

当社は、Webマーケティング支援業務の一環として、ウェブ解析士がGA4/Google広告/Looker Studioを用いたレポート作成・改善を日常的に行っています。経営・現場の意思決定に使える「見やすさ」「要点の整理」「継続運用のしやすさ」を重視し、実務で培ったノウハウをInsightBase編集部として記事にまとめ、公開しています。

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